ごはんとお口の教室を開催しております。
なかの歯科・こども歯科クリニックでは月1回
『ごはんとお口の教室』を開催しております。
内容は0〜2歳児の食事のとり方や姿勢などと歯並び噛み合わせに関するお話です。
なかの歯科・こども歯科クリニックでは、小学校と幼稚園で毎年検診を行なっております。
検診の中で、歯並びや噛み合わせに問題がある子供達が多く見られ、
少しでも改善できればとの考えから、昨年より院内での教室を行なっております。
現在は0〜2歳のお子様を対象としたお話をさせていただいております。
それはこの時期が歯並び噛み合わせにとても重要な時期だからです。
お子様のお口に関する不安や疑問がある方、ぜひご参加ください。
当院に受診されていない方も参加可能です。
先着5組までとなっております。4月はまだ空きがございます。
参加を希望される方は093−382ー6480までご連絡ください。
食事の姿勢と歯並び、噛み合わせの関係
今年も学校歯科医、園医をしている小学校、幼稚園で歯科検診を行いました。
う蝕(虫歯)は年々少なくなってきているように感じます。
(子供のう蝕は年々減少しておりますが、成人のう蝕は何十年も減少しておりません。そのため予防が重要です。)
ただ、歯並びや噛み合わせに問題があるお子様が増えているように感じます。
子供の歯並びや噛み合わせが悪くなる原因は何でしょうか?
・よく噛んで食事をしていない
・柔らかいものばかり好んで食べる
・頬杖などの癖
・寝る時の枕の位置や寝る向き
・口呼吸
・お口の周りの筋肉が弱い などがあります。
他にも原因は様々考えられますが、これらの原因の一部を改善できる可能性があります。
それが、小さい頃からの食事の取り方と姿勢です。
成長はお子様ひとりひとり違いますので、離乳食の与え方や開始時期もひとりひとり違います。
個別指導が必要なことですのであまり詳しくはここでは書くことはできませんが、
なかの歯科では、歯が生える前からの予防歯科を考えております。
今後教室も行う予定にしておりますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。
歯磨きだけでは虫歯(う蝕)予防はできません!
タイトルを見て「 エッ?」と思う方もいるかもしれません。
「虫歯(う蝕)にならないように歯磨き🪥しっかりしてね。」
歯医者に行くとよく言われる言葉だと思います。
なぜ歯磨きだけではう蝕を予防できないのでしょうか?
⚪️ う蝕になりやすい場所の問題
う蝕が出来やすい場所は
1.歯の溝の中
2.歯と歯の間
3.歯と歯ぐきの境目(歯頚部) です。
順番に説明させていただきます。
1.歯の溝の中
溝の中は狭く、歯ブラシの毛が中まで入りません。細菌の塊を歯ブラシで完全に取り除くことはできません。
2.歯と歯の間
歯と歯の間は詰まっていますので、ここも歯ブラシの毛が入りません。
補助的にフロスなどを使う必要があります。
3.歯と歯ぐきの境目(歯頚部)
歯と歯ぐきの境目(歯頚部)は歯ブラシで磨ける部分です。
しっかりと歯磨きをしましょう。
う蝕が出来やすい場所トップ3のうち、2カ所は歯ブラシが当たらない部分です。
そのため歯磨きだけではう蝕を防ぐことはできません。
⚪️ う蝕の予防法について
歯磨きは一般的に虫歯(う蝕)予防の基本的な手段として認識されていますが、
実際には歯磨きだけではう蝕を完全に予防することは難しいと言わざるを得ません。
歯磨きはもちろん重要ですが、う蝕を防ぐためには他のことにも気をつけなければいけません。
・食生活習慣
砂糖や甘い飲み物の過剰な摂取はう蝕の原因になります。
特に間食をダラダラとしてしまう方は要注意です。
う蝕を予防するためには食生活習慣の改善が必要です。
・フッ素の利用
フッ素はう蝕予防に効果的で、様々な歯にとって良い働きをします。
フッ素入りの歯磨き粉や洗口液を正しく使用することで、う蝕予防に高い効果を示します。
・歯科医への定期的な受診
定期的な歯科検診とクリーニングは虫歯の早期発見や歯の健康状態を
把握するために重要です。
一生ご自分の歯で食事ができるようにお手伝いをさせていただきます。
⚪️ まとめ
今回は歯磨きでだけではう蝕を予防できないという話をさせていただきました。
もちろん口臭や歯周病を予防するためには歯磨きは大切です。
ただ、う蝕予防に関しては歯磨きはそれほど重要度が高くありません。
それよりも、食生活の改善や正しいフッ素の使用が重要となります。
なかの歯科では管理栄養士が食生活のお悩みや、改善のお手伝いをさせていただいております。
気になる方は、是非ご相談ください。
なぜ唾液検査が必要なのか?
なかの歯科では、患者様皆さんに唾液検査を受けていただきます。
ではなぜ唾液検査が必要なのでしょうか。
歯を失う原因となる大きな二つの病気には、う蝕(虫歯)と歯周病があります。
その中でう蝕のリスク(危険度)を調べるために必要なのが唾液検査です。
唾液検査で調べる項目は
・う蝕菌が多いのか少ないのか(正確な数は測れません)
・唾液の力(唾液の緩衝能といいます。)
・唾液の量
です。
では、これらとう蝕のリスクの関係性をお話しします。
⚪︎う蝕菌が多いのか少ないのか
唾液検査で調べるのはう蝕菌の中でも代表的な、
ミュータンス菌(SM菌)とラクトバチラス菌(LB菌)です。
正確な量を測ることはできませんが、この二つの菌が多いのか少ないのかは
調べることができます。
う蝕菌が多い方のほうが、少ない方に比べるとう蝕になりやすいと判断します。
⚪︎ 唾液の力(緩衝能)
食事をするとお口の中は酸性になります。そして少し歯が溶けた状態になります。
(脱灰と言います)
酸性になった状態を中性に戻し、歯を修復してくれるのが唾液です。(再石灰化と言います)
中性に戻してくれる力を唾液の緩衝能と言います。
唾液はう蝕予防にはとても重要です。
唾液の力はひとりひとり違いますので、検査により調べる必要があります。
⚪︎ 唾液の量
唾液はう蝕予防にとても重要とお話をさせていただきましたが、しっかりと量が出ていないと
う蝕のリスクが高くなります。
唾液の量が少ない方は原因を調べ、改善できる可能性もあります。
リスクはひとりひとり違いますので、予防方法や治療法は皆さん同じではありません。
例えば、う蝕のリスクが低い方はすぐに治療をしても再びう蝕にはなりにくいかもしれません。
しかし、う蝕のリスクが高い方であれば、リスクを下げて治療を行わないと
またう蝕になり、治療を繰り返すことで歯を失うことにつながります。
なかの歯科では、う蝕のリスクを調べるために唾液検査が必須となっております。
虫歯予防のための大切なケアと習慣
虫歯は、歯を侵食する疾患であり、お口の健康に重大な影響を与える可能性があります。
虫歯を予防するためには、適切なケアと健康な習慣を身につけることが重要です。
虫歯予防のための大切なケアと習慣について探ってみたいと思います。
1. フッ素を正しく使用した歯磨きの習慣
虫歯予防には、正しい歯磨きの習慣が不可欠です。以下のポイントに気をつけましょう。
・ 歯磨きは、毎日最低2回は行いましょう。
・ 歯磨剤は、フッ素入りのものを使用しましょう。
・ 虫歯予防のための歯磨き時間は2分間が推奨されております。
・ 歯磨きの際には、歯と歯ぐきの境目や奥歯など、歯全体を丁寧に磨きましょう。
・ 歯磨き後は最低30分お茶や水も含めた飲み物は控えて下さい。
歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間の清掃には、デンタルフロスが効果的で、
歯ブラシを使った歯磨き前に行うことが勧められております。
歯ブラシの種類や歯磨剤の使用量は年齢やお口の状態によって変わりますので、
歯科医院でご相談してください。
推奨されている歯磨剤のフッ化物濃度と使用量
2.規則正しい食事と糖の制限
食事習慣は、虫歯予防にも大きな影響を与えます。
砂糖や甘い飲み物の取り過ぎに注意をしましょう。
甘い物以外でも糖質は虫歯菌の餌になってしまいます。
特に頻繁に摂取することで虫歯のリスクが高まります。
間食を避け、規則正しい食生活が虫歯予防へとつながります。
3.歯科医院での定期的な受診、メインテナンス
定期的な歯科医の診察は、虫歯の早期発見と早期予防につながります。
通常は、3ヶ月に1回の歯科検診(メインテナンス)が推奨されています。
歯科医、歯科衛生士は、虫歯の早期兆候やリスクを評価し、
必要なケアやアドバイスを提供します。
まとめ
虫歯は一度かかると治ることはありません。早期発見早期治療では悪化していきます。
虫歯予防は、適切なケアと健康な習慣の結果です。
正しい歯磨きの習慣、デンタルフロスや間食後のケア、健康的な食事、
定期的な歯科検診などが虫歯予防に効果的です。
予防を重視し、口腔の健康を維持するために、これらのケアと習慣を日常生活に
取り入れましょう。
また、歯科医院で適切な検査と個別のケアやアドバイスを受けることも大切です。
口腔機能低下症をご存知ですか?
こんにちは。院長の中野です。
4月とはいえ、汗ばむような陽気の日も多くなってきました。
大型連休が待ち遠しいこのごろですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は口腔機能低下症に関してお伝えさせていただければと思います。
口腔機能低下症とは、加齢や、虫歯、歯周病によって歯の本数が減ることにより、噛んだり飲みこんだりの機能が低下してしまい、お口の元気がなくなった状態のことを言います。
この口腔機能低下症が進むと、以下のような症状が現れてきます。
このような症状が現れると、結果として下に書いたような日常生活への影響が出てきてしまいます。
・野菜やお肉を避けがちになり、栄養の偏りにより全身の健康に影響が出てしまう
・硬いものなど食べづらいものを避けるようになるため食べる楽しみがなくなる
・滑舌が悪くなり人との交流を避けることにも繋がり、外出しなくなる
当院では、こういった症状に思い当たる節がある人のために、写真のような様々な器具を使い患者様の咀嚼機能や、咬合力(こうごうりょく)など噛む力を測定し、口腔状態を診断する事が可能です。
そのため、お口や歯に関することでお悩みがあれば遠慮なく、なかの歯科クリニックまでご相談いただければと思います。
なかの歯科クリニック
〒800-0025 福岡県北九州市門司区柳町2-8-20
TEL:093-382-6480
URL:https://www.dental-nakano.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CW-OBrjFh8zEEAE?gm
「5S」で、気持ちよく
こんにちは。なかの歯科クリニックです。
日を追うごとに春も深まり、心華やぐ季節となりました。
桜の開花が待ち遠しい今日この頃ですね。いかがお過ごしでしょうか。
さて、なかの歯科クリニックでは、
患者さまや私たちが気持ちよく過ごせるよう5Sを心がけています。
5Sとは、5つのSからはじまる
「整理、整頓、清潔、清掃、しつけ」のことです。
●整理・・必要なものと不要なものを分けて、不要なものを捨てる
●整頓・・必要なものがすぐに取り出せるよう場所や置き方を決め、表示を分かりやすくする。
●清掃・・掃除をしてきれいな状態にすると同時に、物品の点検を行う。
●清潔・・整理、整頓、清掃を徹底し、きれいな状態を維持する。
●しつけ・・整理、整頓、清掃、清潔のために決められたことを実行できるように習慣づける。
年明けから続くコロナの猛威は少し落ち着いてきましたが、
みなさまに少しでも気持ちよくご来院して頂けるよう、
常に5Sを心がけ、引き続き院内の感染対策も気を引き締めて参ります。
なかの歯科クリニック
〒800-0025 福岡県北九州市門司区柳町2-8-20
TEL:093-382-6480
URL:https://www.dental-nakano.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CW-OBrjFh8zEEAE?gm
歯科医院に管理栄養士がいる理由
こんにちは。院長の中野です。
大寒を迎え、寒さが一際厳しくなってきましたね。
またコロナ感染の第6波も到来し、今まで以上に体調管理が重要に
なってきます。
どうぞご自愛ください。
さて当院には管理栄養士が在籍しております。
虫歯や歯周病などの口腔疾患は、歯磨き等の口腔ケアの問題だけだと思われがちですが、実は食生活も大きく関与しています。
では、歯科で働く管理栄養士の役割とは何かというと、
歯科医院に来院する患者さんの健康観を高め、行動の変容を促すことです。
そのために当院では、初診で来院された患者さん全員を対象に食生活ヒアリングを実施し、一人一人に合わせたアドバイスや資料を配布しています。
また希望された方には栄養指導としてさらに詳しく、具体的なお話をさせていただいております。
当院には現在2名の管理栄養士が在籍しております。
患者さんにより正確な情報をお伝えできるようにと
セミナー参加や資格取得にも挑戦し日々勉強に励んでいます。
お口を起点に全身の健康を考え、生涯口からおいしく食事ができるよう、
スタッフ全員でサポートさせていただきたく思います。
【お知らせ】
2月3日(木)は勉強会のため休診となります。
なかの歯科クリニック
〒800-0025 福岡県北九州市門司区柳町2-8-20
TEL:093-382-6480
URL:https://www.dental-nakano.com/
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